母の病気、仲良く生きる「時間」をもらいました

 

今年のお正月、1月1日、夜のことです。

 

母が階段で転んで、

ひたいをざっくり切って、

頭部から大出血。

 

救急車を呼んで病院へ。

頭の傷は7針縫いましたが、大丈夫のようでした。

脳のCTでも脳内出血なども、問題なさそうでした。

 

でも、担当のお医者さまから

「肺」と「大腸」に気になる影があると言われました。

転倒して内臓に異常がないか撮影した画像に影があったそうです。

 

抜糸のため、近隣の病院の紹介状を書いていただいたのですが、紹介状に「癌の可能性があるので調べてください」といった内容の添え書きをしてくださったようです。

 

近隣の病院。抜糸はスムーズに終わりました。脳神経外科医の先生から、肺の影のことで呼吸器内科の受診をすすめられました。頭の方は大したことなくて、こちらの方は「生きる死ぬ」の緊急な話だと告げられ、そのまま院内で待機。

 

元旦に救急病院で撮っていただいた画像を見た限りでは、肺に癌らしき影があるとのこと。しかも、肺由来のものではなくて、別のところからの転移の可能性が高いとのこと。大腸ガンが元であるらしいこと。詳しく調べた方がよいと、国立のガン研究センターへの紹介状を書いていただきました。

 

ガン研究センターで大腸内視鏡の結果

ステージ4

 

切るとか手術とか、そういう段階ではないそうで、ガンとともに生きていく。病気と仲良くしていく。抗がん剤治療がはじまりました。今月、2回目の投与。点滴で投与して、2週間お薬飲んで、1週間お薬飲まずに休む。3週間で1ターン、その2ターン目です。

 

それにしても、担当医の先生の告知にびっくり。

「薬を飲んで3年ですね」

 

母と同席した私、

余命3年をあっさり告げられて戸惑いました。

 

闘病の母の代わりに家事。

一緒にお買い物。

 

料理を教わり、

洗濯ものを学び、

母の仕事を受け継ぐ。

 

今までの人生で、

今がたくさん母と過ごしてる。

 

もしも階段で転ばなかったら、

苦しくなるまでガンとは分からなかったのかも。

 

余命3年、

母と一緒に楽しく過ごせる時間をもらいました。